「ひとりぼっち惑星」レビュー
AppStoreで無料ゲームランキングで1位を取得するなど最近何かと話題の「ひとりぼっち惑星」。開発者は
今現在サーバーのパンクでメッセージの送受信ができないという致命的なバグが発生しているがユーザーからの復旧への要望がアツい。
何故このゲームがこれほどまでにユーザーに愛されているのか?
何故ユーザーがこのゲームに湧き上がるのか?
今日はそんな感じのレビューをしたいと思う。
「ひとりぼっち惑星」とはどんなゲームなのか?
最初はいわゆる時間経過お金収集系である。
人類がいなくなった「ちきゅう」で残された「じんこうちのう」同士が荒らそい、壊れることで出る部品を回収し様々なことに使うといった感じだ。
時間経過だけではなく、ユーザー自身が落ちた部品をスワイプすることによって回収することも可能だ。主にこれが回収方法である。
写真の真ん中にある電波マークのボタンを押せば大量破壊兵器が登場し、時間内の間より多くの「じんこうちのう」を破壊することができる。
(世界一大きな採掘機械Baggr 288をモチーフ?)
大量破壊兵器は時間が切れると自動的に消滅し、再度チャージされるまで10分ほどかかるが、広告(約1分少々)を見ることでチャージがスキップされる。(3回まで使用可能)(皆、広告を見よう)
大量破壊兵器自体にも体力が割り振られており何度も呼び出すことによって破壊させることが可能。だいたい3万分の部品が手に入るため、最終的な主な収入源としてはこれになる。
集めた部品は何に使うの?
収集ゲーにあるように集めた部品でどんどんパワーアップさせていくシステムではあるが、このゲームにはアンテナというものがあり、地球から脱出した人類からのメッセージを受信することができる。
最初は何もない土地だが...
成長させればこんなにも大きくなる!!
このゲームにはクリアというものはないがまずは「アンテナを大きくする」のが目標である。
アンテナを大きくさせることによって今度は他のユーザーが送信したメッセージを受信することができる。
これが実に面白い!メッセージの内容は人それぞれだが皆、ゲームの雰囲気に合わせたメッセージなどでとても感傷的な気持ちにさせていくれる。内容はTwitterなどに貼られているので是非、この記事を見ている読者自身の目で見て欲しい。
もちろん、ユーザーは受信だけではなく送信も出来る。
メッセージを書く画面には専用のキーボードが配置されており、136文字×50ページ分書くことが可能なようだ。
この画面を見ればわかると思うが「ひらがな」打ちのみのキーボードである。
これが非常に打ちこみづらい。キーボードでの変換に慣れてしまっている人は必ずと言ってもいいほど打ち込みが迷ってしまうだろう。だが、それでいい。それがいい。
打ち込むことに時間をかけることによってより密度の高い文章を書くことができるし何より、ひらがなだけで作り込まれているこの世界観がたまらなくいいのだ。
操作の説明も、何故人類がいなくなったのかさえも、何もわからず放り込まれたこの世界でユーザーが部品を集め、アンテナを作り、この世界の真相に触れ、他のユーザーからのメッセージを受信できた時、何とも言えない感動と喜びがあり、全ての文章をひらがなで作り込むことにより一つの世界観を作り出しているこのゲームは本当にすごいと思った。
「ひとりぼっち惑星」は三部作!?
このゲームの製作者のところにょりはこのゲームの前に二作、作られている。
一つは「ひとほろぼし」
もう一つは「ひとたがやし」だ
これらの世界線は繋がっており、「ひとほろぼし」→「ひとたがやし」→「ひとりぼっち惑星」という順番のようだ。個人製作の三部作構成のアプリゲーというのはあまりないのではないのではないだろうか?これを製作者一人で作っているから驚きだ。
それぞれの作品の内容としては
まず「ひとほろぼし」では「何か」が人類を滅亡させるシューティングに近いゲーム
「ひとたがやし」ではそれぞれ
「耕し」
「種まき」
「収穫」
の3パートに分かれており、収穫した後の人類で「何か」と戦わせるといった内容だ。
これがまた世界観やシナリオが作り込まれており、「ひとりぼっち惑星」につながることからこれもまた是非、読者にプレイしていただきたいゲームである。
最後に
アプリゲーとCSゲーではどうあがいてもCSゲーに軍配が上がってしまうだろう。だが、スマホ独自の操作感で全く違った楽しみ方、面白さがあり、それを上手く取り入れたゲームだと思った。正直、筆者自身ここまで面白いと感じたアプリゲーはほとんどないだろう。ゲーム本来の「他人と繋がる」嬉しさが実感できるいいゲームだと思う。
ぜひ、読者自身の「ひとりぼっちのよる」のお共に...